開発に着手した1970年代は公害による環境破壊が深刻化し、1972年の四日市公害訴訟判決に代表されるように、大気汚染、水質汚濁、振動、騒音、悪臭などが大きな社会問題となった時代です。当時のこのあたりは、佐倉市の歴史と文化に培われた農村集落が広がり、環境破壊とは無関係のタイムスリップしたような土地柄でした。山万は、この地に公害のない「自然と都市機能が調和した21世紀の新環境都市」を創ろうと決意し、名称についても、そのテーマを象徴するものにしたいと考えました。
そういった中で山万は、殺菌作用や空気の清浄作用があり、環境にやさしいユーカリの木に着目しました。佐倉のあふれる陽光と肥沃な土地、そして印旛沼の豊かな水資源が、このまちをユーカリの木のように多く豊かに育んでくれるよう願いを込めました。原産国オーストラリアののびやかさ、常緑樹のみずみずしさもイメージしました。
現在、駅前ロータリー、公園、学校などタウン内に約20本のユーカリの木が鮮やかな緑をひろげています。
あえて「ユーカリが丘」と名付け、日本文化の象徴ともいえるカタカナ、ひらがな、漢字のすべてを盛り込んだのは、「ユーカリが丘」を日本文化の代表的な発信基地に育てたい、またあらゆる世代の人が住むまち、さまざまな施設がバランスよく整ったまちにしていきたいという想いからです。
現在、タウン内に枝をひろげるユーカリの木は、開発当初、オーストラリアから運んだ種を東京大学の研究所で苗木に育てユーカリが丘に植樹したものです。細かった苗木は見事に育ち、立派な大木となりました。ユーカリは高く太く成長し樹高100m、樹径8mにもなるものもあります。またユーカリの葉が持つ殺菌作用や空気清浄作用は、昔から呼吸器系障害の治療にも使われていきました。
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